
「頑張り屋」ほど自分らしさがわからなくなる…
理事長の辻耀子です。
いい人ほど、努力家ほど、自分を責めがちです。
例えば、 「もっと頑張れたんじゃないか…」
例えば、 「こんな自分がお母さんで(娘で)ごめん…」
職場でも、おうちでも。
その『役割』を頑張り、全うしようとする。
「あの人のため、この子のため…、△△のため…」
こうして「エ〜ンヤコーラ」と忙しく頑張ってるうちに、『自分自身』が置き去りにされてしまう。
けれども、その事にさえ気付かない。
日々に追われて…。
そして、ある時ふと気付くのだ。
「あれ…? 私らしさって何なんだろう?」
「私は何がしたいんだろう?」
「何がしたかったんだっけ…?」
思い出せない。
思い出そうとしても、出てこない。
そんな自分に焦り始める。
「あれ?あれ…? 私は、私らしさがない…?」
何も出てこない…。
「やりたい事が分からない…。真っ白…。」
呆然とする自分に気付く。
そして、私に訊きにくる。
「辻さん…私には何もないんです…。才能資質も個性も、光るものが何もない…。」
「時々、そんな事ないよって言ってくれる人もいるんですが、信じられません。というか、ホンキで何もない気がします…。」
「私、一体何がしたいのか…。どうすれば見つかるんでしょう?」
「というかぶっちゃけ…私なんか、いいところ何もないんじゃ…。それを考えると恐ろしくなります。」
こんな感じ。
でも間違いなくあるんです、光るものが。
私には見えるんです、その光る子供の姿が。
ちゃんと見えるんです、あなたの内側にいる、透明な子供が。
ぽつんと待ってる子供が見えているんです。
個性豊かで、才能資質に溢れ、けれど
ひとりでずーっとずーっと
あなたに見つけてもらえるのを待っている子供の姿。
いつも、思うんですよ、
私は、受講生さんが人生の中で見失った ”内なる子供”を、
『この子はここにいるよ、あなたを待ってたよ、はい!』
と、あなたの内側から引っ張り出して、差し出して、見せてあげたいなぁ…!って。
純粋で、きらめきに満ちている子供。
花のつぼみのような子供。
そこにしか居ない子供。
「ちゃんと居るよ、ここに居るよ!置き去りにされているあなた”がいるよ!」
私が、置き去りにされていた『子供』を、迷子を見つけた警備員のおっちゃんみたいに「はい!ここにいたよ!」と差し出してあげられたらいいのになぁ。
その人が見失った『子供』を「はい!」と。
…だって、その子はあなたに見つけてもらえたら、たちまち笑顔がほころんで、大きな花を咲かせるんです。
その人だけの、どこにもない花を。
幸せそうに、のびのびと。
私はそれが見たいなぁ。
ああ、花咲かじいさんになりたいなぁ。
いつの頃からか、そう思うようになっていたんですよ。
あなたは才能豊かな「花咲かじいさん」です!
そしたら、ある時、講座の休憩中に奇跡が起こりました。
私ではなく、そこに居た受講生さんが、別の受講生さんに告げました。
「あなたの内なる子供が見えるよ!」
(…あ、ちなみにもちろん、こんな表現じゃなかったです。)
「あなたって、本当は自分が思ってるような(ひどい)人じゃなく、さっきあなたが憧れると言っていた、その人のように見えるんだけど…?」
という遠慮がちな表現でした。
すると、別の受講生さんも告げました。
「うん、私にもそう見えます、さっきから思ってました」と。
言われた人はきょとんとしている。
何しろ、みなさん初対面同士なのだから。
当事者は、「信じられない」という表情。
まだ、『内なる子供』がまったく見えていない。
でも、みんなが口々に言ったのです。
「うん、あなたは、△△な感じがする!あなたはさっき『こんな人に憧れる』と言ってたけど、あなたって、すでにそんな感じですよ♪♪♪」と。
私は「ハッ」としました。
「せめて私ぐらい、花咲かじいさんになりたい!」
と思っていたけれど…。
(=つまり、世の中に「幸せ応援人が一人ぐらい居てもいいやん!」と思っていたけれど…)
こ、こ、ここに居る人たち、みんな花咲かじいさん達だった…!!!(ガクゼン!)
私は『花咲かじいさん集団』に囲まれ、『花咲かじいさん』達に向かって講座(セミナー)をさせて頂いていた…。
さらに聞き耳を立てながら状況を眺めていると、さっきまで落ち込んでいた人が変わり始めました。
他の受講生さんたちによって、どんどん軽やかな雰囲気になっていくんです。
それはもう、まるで花が咲くように、オーラがふんわりとのびやかに広がり始めるんです。
その人は涙を流していたはずなのに、泣きながら同時に笑い出しました。
周囲の受講生さん達も、それを見て指差してからかいながら、ゲラゲラ笑いだしました。
受講生さん同士が仲良くなっていくのが、手に取るように分かります。
みんなの心の深い部分で、何かが変わりだしたのが。
やがてその場の空気が変わりだしました。
クリアになり、酸素の粒子が光を反射するようにキラキラと舞い始めるのです。
それはまるで、会場が『さくらが満開の、ポカポカな春の公園』になったような変化でした。
私はそんな彼らに、
「あなたは花咲かじいさんだよ!」
と伝えてあげたい!と思いました。
だって、無意識のうちに、相手の花を咲かせようとしているのだから。
彼らの内側から、大きな愛が広がっていたから。
セミナー会場中が、その花びらみたいな愛で、桜吹雪を散らしたみたいに、きらめきだしたから。
だから、それを知らせてあげたいと思った。
で、告げてみました。
「優しいなぁ」と。
すると…。
こんな返事。
「は? 私はそんなんじゃないですよ、辻さん」
「私はそんな、人の事思いやる人間じゃないですっ」
「私、こう見えてジコチューだし」
「自分の幸せだけ考えてるような人間です」
…4人の人から、こんな返事がかえってきました。
ああ、みんな自分の『内なる子供』(=才能)の存在にまったく気付いていないんだなぁ〜(苦笑)。
おかしなパラドックスです、
才能を使っていながら、「そんな人間じゃない」と
真剣に言い張るなんてね(笑)。
…この時、ふと、あるアニメの登場人物の絵を思い出しました。
わっはっは!!(爆)。
そうだっ、みんなまるで、サザエさんに出てくる波平さんのようだ…!
「母さん〜、わしのメガネはどこだ〜?」(キョロキョロ)
「お父さんの頭の上ですよ!!」
「辻さ〜ん、私の才能資質はどこですか〜?」
私達はみんな、やっぱり『青い鳥』を探しているのです。
私の強みはどこ?
私のよさはどこ?
どこにもない…ないない…、平凡で何もない私…
見つからなくて泣きたいです、と。
波平ギャグを、真剣な顔で言い放っているのです。
ところで、あなたに質問っ。
あなたは波平さんですか?
では、頭の上のメガネは、どんな形と色?
見つけたら、ぜひ教えて下さいよ〜っ♪
絶対、かなり変わったメガネだと思うな(笑)。
PS
昨日のスペシャル練習会も、濃く終了出来ました…!
帰宅時の電車の中では、ひとり静かに、参加して下さったおひとりおひとりの顔を思い出しながら、心の中で握手とエアーハグをしました。
感動。
めっちゃステキなかたばかりだったんです。
彼らもまた、頭上にメガネを載せたまま、「辻さん〜、わしのメガネはどこです〜?」と探していたり、「私のメガネ、きっとありますよね…?」と恐る恐る訊ねてくる、愛しくステキな人たちなのです。
(たまらなく有難いなぁ。花咲かじいさん集団の受講生さんたち。出会えて幸運すぎる。
その上、おまけに!
こんな私も実は、うちのスタッフさんから、こんな指摘をされたのでした(笑)。
「辻さん、ほんと、自分のことわかってないですねぇ〜(爆)。」と。
…がっはっは(爆)。
そうなんですっ!!
笑えるぐらい、私も波平さん状態なのですよ!
「え? 私はそんな人じゃないからっ。たいした事ないないっ」
謙遜じゃなく、心の底からそう思いながら、咄嗟に返事を返した自分。
そんな昨日の出来事を思い出し、一人心の中でツッコむわけです、
「ああ、私までもが波平状態だなんて…。ということは、セミナー会場は『集団波平の会』なんだな、ププッ(笑)。」
次の週末は、東京でどんな波平さん達が集まるかなぁ♪
(お会いできるかた、楽しみでーす♪)
長い長いつぶやきを、最後まで読んで下さり、
心底ありがたや〜♪
今日もこの後、いい一日になりますように…♪
今回のことば
「お~い母さん~、わしの才能はどこだーい?」
by 辻耀子

