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レイキで覚醒できるのか?悟りについて・5

こんにちは、辻耀子です。

いかがお過ごしですか?

意外にも、この「レイキで覚醒できるのか?」のシリーズが人気を頂いていて、驚いています。(でも嬉しい…!!)

そんなわけで、今回も張り切って書こうっと(笑)。

前回は、「辻さん!心を静かに、穏やかにするのが難しいんです~(>_<)」というかたに向けて、『むしろうまくいかない努力をしている人の例と、うまくいくコツ』について書きました。

(『感情のコントロール』って、やりかたとコツを知らないと、ホントに難しいものね…。)

レイキで覚醒できるのか?悟りについて・4

実はあなたは覚醒しているときがある

今回は、『集中と覚醒の違い』についてお伝えしますね。(よく間違いやすいので。)

「レイキで覚醒できるのか?悟りについて」というタイトルのシリーズですが、そもそも「覚醒してる状態って、どんな状態?」って思ったりしません?

もちろん、あなたにだって覚醒している状態の時があります!

日常生活の中で、知らないうちにそうなっている時が絶対にあります。(敢えて「絶対に!」とつけました。)

実はその時、「おお、今覚醒状態だ~!」と気付ける人もいれば、気付かないうちにそうなってて、気付かないうちに 元の状態に戻ってる…、という人もいます。

(「覚醒状態」がどんなのかを知らなければ、それも当然ですよねっ。)

ちなみに、『覚醒している人』という表現を使ったりもしますが、これは、「時々覚醒状態になったり、元に戻る」というのではなく、「日常生活の中で、起きてる間中、ほぼ『覚醒状態』にある人」の事を指しているのだと思います。

けれども「起きている間中、ほぼ」という人は、まぁほとんど存在しませんっ。

(中国の山奥とかヒマラヤのてっぺんまでいけば、仙人みたいな人がいるのかも知れませんが。)

私が若い頃のレイキの師匠も 昔、言ってました。

「正直、一人きり、山の中で暮らしてたら、そりゃ覚醒状態にもなりやすいで。でも、通勤電車に乗ったり、普通に仕事や子育てしながら覚醒状態で居続けるなんて、まぁありえへんわ」と。

さて話を戻し、まずは『覚醒状態とは?』『その時何が起こる?』『覚醒状態になると、どんないいことが?』…この3点について、ざくっと私なりの説明をしてみますネ。

(読んで、「ん~?私が知ってる感覚とはニュアンスが違うな~」と感じる人も居るかも知れませんが、その時はあなたの解釈や感覚を尊重して下さったらいいんですよ!(^o^)

何ぶん目に見えない感覚を無理やり言葉にしてるので、表現にクセが出ると思いますから(汗)。これは『辻 耀子節』なんで(汗)。)

集中と覚醒は似て非なるもの

ではいきますっ。

今回はまず、ひとつめの『覚醒状態とは?』を。

(『その時何が起こる?』『覚醒状態になると、どんないいことが?』については次回以降に伝えます!)

◆『覚醒状態とは?』

実は、覚醒と非常~~によく似た感覚があるんです。

それは、『集中』です。

『集中』という言葉ならば、『覚醒』よりもずっとずっと分かりやすいですよね?

ですので、その違いを知れば、『覚醒状態』も捉えやすくなります。

『集中』について。

あなたが意識集中をしている時を思い出して下さい。

勉強、読書、ゲームや映画に夢中になったり、一心不乱に何かに打ち込んでいる時などを。

あの感覚は、すぐに思い出せると思います。

『集中している状態』を、別の言葉で言えば、『無我夢中』です。

一方、『覚醒状態』の時は、無我夢中というよりも『無心』です。

「どこが違うの???わからな~い!(>_<)」と思ったんじゃないでしょうか(^_^;)。

大丈夫、解説していきますヨ。

まず、国語辞典を引いてみました。

・【無我夢中・むがむちゅう】…ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま。

「無我」はもと仏教語。自分に捕らわれる心を超越した心。

そこから、『自分を忘れる』という意味。

「夢中」は物事にすっかり熱中して、他のことを考えられない状態。

類義語…一心不乱

・【無心・むしん】…無邪気であること。また、そのさま。

意志・感情などのはたらきがないこと。

心のはたらきが休止している事。一切の妄念を離れた心。

私流に言うと、「集中している時には、無我夢中かつ一心不乱になっていて、心は目標などの一転に絞られている。心が引き締まり、研ぎ澄まされ、脳が冴えて何ともいえない清廉な感覚があるけれども、同時に、目の前の事しか見えていない状態。」

これも非常~~にいい状態なのですが、意識集中を続けると、疲れます。

それから、何かに集中している時は、周囲の物事に鈍感になります。

(例えば、映画に熱中しながら、食い入るように観ている時のあなたを思い出して下さい。最初は気になっていた周囲のガヤガヤした声が、いつの間にか聞こえていない、とか、誰かが肩をポン!と叩くと、ビクッ!として驚く、とか。そんな感じじゃないでしょうか。)

目標に向かって一点に突き進み、意識をそこへ集中させて行動すると、けっこう物事はうまくいきます。

だから、意識集中はとてもいい事です。

目的達成のスピードが上がりますし、成果も出やすいです。

映画だってゲームだって、集中したほうが、断然楽しいです。

(つまり意識集中出来る事って、もちろん素晴らしい事なんですよね!)

ただ、仕事や勉強など、意識を集中すると、「疲れる」。

自分の『気』(=パワー、生命力、レイキ)をけっこう消耗するからです。

一方、『意識が覚醒状態にある時』というのは、「似て異なる状態」です。

前回、悟りの状態について、「自分の事を、もう一人の自分がやや遠くから眺めているような視点」の話を書きましたが、とにかく『覚醒状態に入っている時は、視野が広くなる』のです。

ほら、カンフー映画などで、酔っ払ってよれよれのおじいさんが、背後から飛んできた棒ややりを、「パシッ!」と静かに受け止めるような、格好いいシーンがありますよね(笑)。

(映画だと、『後でその人が達人だと分かって、主人公が驚愕する…』という展開なんですが…。)

あれです。あれが『覚醒状態』の時です。

あのシーンで、達人の意識は集中状態ではなく、限りなく拡散状態にあります。

(オーラが四方八方に大きく広がっており、その広がりの分だけ意識も拡散していた…という感じでしょうか。)

だから、背後の気配もキャッチできるし、物事に動じず、適切な行動が咄嗟に取れます。

さきほど、「意識集中しすぎている時には、背後から肩をポン!と叩かれてびくっ!となり、驚く」とお伝えしましたが、そう考えると、『意識集中』と『覚醒』は、全く違いますよね~。

(何となく、イメージ掴んでもらえました?)

そう、覚醒状態は、意識集中状態の時とは、『真逆』と言ってもいいのです。

この『覚醒状態』は、レイキの自己鍛錬法をやると、比較的スムーズに作れます。

また、レイキの自己鍛錬法(呼吸法など)よりもポピュラーなのは 座禅を組むことや瞑想でしょうか。

(でも個人的には、レイキを活用した自己鍛錬法のほうが、座禅や瞑想よりもうまく覚醒状態に入りやすく、手軽だと感じてます。)

ともあれ、レイキを使った鍛錬法、座禅、瞑想中のいずれも、「やっていると疲れてくる」「むずむずして、じっとしているのが苦痛」という時には、知らず知らず、意識を集中しようとしています。

だから、自分のパワーが磨り減って、疲れてきたり退屈を感じます。

逆に、すんなりとうまくいき、「あれ?何だか穏やかで心地いい…。ずっとこのまま座り続けていたい」と思える時もあるんじゃないでしょうか?

この時の状態こそが、『覚醒状態』に入れている時なんです。

(もちろん、日常生活の中で、別にレイキの鍛錬法や座禅をしていなくても、気が付けばこの『覚醒状態』で過ごしている時があるはずですヨ!その見分けかたは、また次回に…!)

覚醒状態の作り方

さて、話をレイキ療法に持っていきます。

レイキ・エネルギーを使って誰かに手当て療法を行なう時の最大のコツは、「意識集中しないこと」ですよネ。

けれども初心者の頃は、これがとにかく難しくて、難しくて…(>_<)。

私もそうでした。

じっと誰かに手を当てる、という事が非常に大変でした。

色んなことを考えてしまうからです。

『気持ちいいと感じてくれてるかな?』

『もしかして手から全く流れてないんじゃない?』

『どうしよう、うまくやれてるか心配になってきた…』

『そろそろ10分ほど経ったかな…長いな…』

『脚が疲れてきたな…腕もだるいな…』

『うーん、私ってこんな事してて上達してるのかしら?』

こんな時は間違いなく、『集中状態』です(苦笑)。

昔の私は、こんな感じでした。

知らず知らず眉間に力が入って、真剣な、難しい顔になってましたし、呼吸はほぼ止まっているというか…肩にも力が入っていました。

だから、手当てを終えた後、疲れてました。

一方、上手に覚醒状態を作りながら行なえるようになってくると、まず『緊張』がなくなります。

たとえ知らない人に手当てをさせて頂く時にも、緊張するのは最初の10秒程度になります。

そのうち、自分の肉体の境界線の感覚がどんどん薄らぎ、まるで自分自身がただの『意識体』になったような、そんな感覚に入っていきます。

これはまさに、『無心』の心地いい感覚なんです。

さきほど国語辞典で、『無心』の意味のところに『無邪気な状態』と書かれていましたが、まさに『邪気』、つまりよこしまな考え、よこしまな目的、自分の個性の気を使っていない状態です。

また、『意志・感情のはたらきがない・休止していること』とも書かれていましたよね。

初心者の頃、手当て中に、私の頭の中を駆け巡っていた考え、感情…。

それらは、「うまくやらなきゃ、ちゃんとやらなきゃ、いい結果を出したい」「気持ちいいって言ってもらいたい、逆に気持ちよくなかったって言われたら怖い」など、『相手からどう思われるか?』や『心配、不安』ばかりでした。

これらの気持ちに捉われ、妄念に捉われながら、必死で、一心不乱にやろうとしていました(笑)。

ほらね、今のあなたにはまさに、新米の頃の私がいかに「意識を集中させようとする努力」をしていたのか、という事が よく分かるでしょう?

(もう『集中』と『覚醒』の違い、さっきよりもイメージ出来ているのでは?♪)

『覚醒状態』かどうかのチェックポイントは、いくつかあります。

・穏やかで心地いい。(心が静か。)

・だんだん、考え事や心配がどうでもよくなって、ぽわーんとしてくる。
(=無邪気な子供のような、深刻さのまったくない心理状態。)

・時間の経過が気にならない。(退屈さを感じない。)

・頭がスッキリとクリアだけれど、視野が広い。
(自分の背後の気配さえ、ちゃんと捉えているような状態。)

★日常の中で、歩きながらでも『覚醒状態』は作れます!

では、今からその方法をご紹介したいと思います♪

まず、歩きながら、心地よく深呼吸してみて下さい。

その時に、空気や風や、光や雑踏など…周囲の音や色々なものが、あなたの身体を通過していくようなイメージを持って見て下さい。

抵抗したり、より好みしたり、拒否しないで、ただ通過させます。

(たとえば「いいエネルギーは透過してもいいけど、電磁波はイヤ」とか、「綺麗な空気は吸い込みたいけど、排気ガスはパス」など、より好みとジャッジをしないで下さい。全てのものを受け入れて、ただ通過させて下さい。)

例えば冬の寒い日は、つい「さむ~!」と身体を縮めてしまいますが、これが「無意識的に、寒さから抵抗しようと、意識集中している状態」です。

(=瞬間的に、覚醒と真逆の状態を作っています。)

寒い時にも、逆に胸を張り、ひんやりとした空気を思い切り吸い込みながら、寒さを身体に通過させるような感じを持つと、やがて『覚醒状態』に入っていけます。

何分ぐらいで、『覚醒状態が作れるか?』は人によって個人差がありますが、慣れてくれば 1~2分でしょう。

今日はここまでです!

次回は、『その時何が起こる?』『覚醒状態になると、どんないいことが?』について書きますね~♪

最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました♪

次回も読んでもらえると、嬉しいですよ~~vv

では今日も、あなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。


今日のまとめ

「無心の状態と、無我夢中の状態。似て非なるもの。」

by; 辻 耀子

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