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東洋医学とレイキ-5『二元対立』を超えて心地よく生きる

こんにちは、理事長の辻耀子です。(^o^)

いかがお過ごしですか?

陰と陽のバランスで宇宙は成り立っている(前回の復習)

『東洋医学とレイキ』の第5回めは、『二元対立を超えて心地よく生きる』。

私は昔、偶然、二元対立を超えたことがありました。

その結果、なんと!

治らないと言われた病気が消えて治ったのですよ。

その時の、奇跡の体験談を交えつつ書きます。)

臼井式レイキの創始者である臼井氏は大正時代、こう考えました。

「宇宙が我々を苦しめたり病気にしたいと思っているはずがない。…という事は、我々が苦しんだり病気になる時というのは、自らが宇宙の流れに逆らっている時ではないのか?」

…この意味は、東洋思想や東洋医学についてちょこっと知ると、分かります。

もっと言えば、

「レイキ療法が、なぜ健康にいいのか?」

「なぜ、レイキを実践していると直観力が増したり、人生がスムーズになるのか?」

「なぜ、頑張らないほうが物事がスムーズに行くのか?(そもそもそれは真実?)」

「引き寄せの法則とは、一体何がどうなっているメカニズムなのか?」

についても、東洋思想・東洋医学から読み解くと、ストンと理解できます。

レイキのしくみについても、グンと理解しやすくなると思うんです。(^o^)

(だから、特にレイキ指導者のかたに読んで欲しいですヨ~♪ もちろん当協会以外のかたもね!)

さて。

前回は東洋思想・東洋医学のステップ2、『陰陽』のお話でした。

東洋医学とレイキ-4 『陰陽の流れ』を意識してスムーズに生きる

陰陽とは、中に存在する“2つの要素。”たとえば…

明と暗。
昼と夜。
光と闇。

天と地。
男と女。
静と動。

こんな感じです。

『太極』(=宇宙)の中で、『陰』と『陽』の2つの要素(性質)は、それぞれがバランスを保つ・崩す・保つ・崩す…という事を繰り返します。

…これは、我々の身体…『小宇宙』も同じ事です。

昼・夜・昼・夜…という具合に、陰陽はシーソーがぎっこんばったん動くように、リズムを持って交代します。

ところが、我々の体のバランスが、シーソーが止まった時のようにどちらかに傾き、停滞気味になると、やがて毎日の生活がしんどくなります。

前回にも少しお伝えしましたね、下のような症状が現われます。

・不眠

・ダイエットしても痩せない

・太りたくても太れない

・便秘、下痢、むくみ

・体臭、胃もたれ

・生理不順

・頭痛、偏頭痛、腰痛

・高血圧、低血圧、血が濁る、肩が凝る

・朝から身体が重だるい(やる気が出ない)

・集中力や根気が続かない

・肌荒れ、毛が抜けやすくなる

・アレルギーの初期症状が出る

・理由もないのに気分がイライラ、クヨクヨ…落ち着かない

・頭の中が常に忙しく、ゆったり出来ない

・視野が狭くなり、考え方に柔軟性がなくなる

これが慢性化すると、やがて病気という形に発展してしまいます。

だからこそ『宇宙の流れに乗る』事が大切であり、我々のボディの中に、まず『緊張』と『緩和』の陰陽バランスをまず取り戻す。ここが健康のカギなのです。

生きることへの執着が消えていった瞬間

さて!

今回は、『二元対立の世界を超える』という、少し精神的なお話です。
(『陰陽』のお話ですが、前回よりも高度です。)

レイキの学びで言えば、『上級』で登場するお話です。

そして、実はこれぞ、私の大病が消えて治った理由です。

今の私は、「これぞ病気治癒の偉大なコツだ!」と、確信しているのです。

25歳。

「余命半年、もう助かりません」という宣告を受けた私。

最初は「ひ~!(@_@;)」と、じたばたしてたんですが…。

なんと。

ある時、自分の体内でハッキリとした変化を感じたんですよ。

それは、「あっ、今日から私の全身の細胞が、『生』じゃなく『死』に向きを変えた…」という感覚でした。

これは、例えるならば身体の中で、軍隊の隊列が一斉に「回れ右!」をして、180度の方向転換をしたような感覚だったんです。

細胞の全てが、『死』の方向へと…『死の準備』へと入っていったのです。

(今思い出しても、すごい体験でした…!!)

あの体感があったおかげで私は気付いたのですが、普段、我々の身体(細胞)は、『生に向かうエネルギー』によって、生きる方向へ向いて、活動しています。

そして、(あの『方向転換』の体験から言えば、)おそらく我々のボディは、『死への方向転換』の後、およそ半年をかけて、死に至るようです。

(だから病気で亡くなる人は、この感覚の変化から、自分の死期を悟るのではないかなぁ?というのが私の考えです。確証は持てませんが…。)

この、『細胞全てが死の方向に向かった』と確信したとき、不思議な事が起きました。

私の心は、パニックになるどころか、今までの人生でありえないほど、穏やかで静かになったのです…!

「ああ………死ぬんだな………」

こんな感じでした。

それまでは、じたばたしてました。

焦りで、じっとしていられませんでした。

ところが、頭の中がスッキリと穏やかになり、冷静になったのです。

もちろん、それからも毎日、痛みとの闘いでした。

痛すぎて、夜中もうめき声をずっとあげながら痛みに耐えていました。

(だから、眠れませんでした。)

痛みをこらえているせいで、全身の筋肉はガチガチに収縮し、凝り固まっていました。

…で、時々「カクッ」と落ちる。

つまり意識を失うのです。

その10分後、再び痛みによって意識が引き戻される…。

時計の針の進みが異様に遅く、ただ寝ているしかない…、そんな日々でした。

それなのに、『死』を覚悟してからは、「ああ………痛いなぁ、今日も」…こんな感じになったのです。

(痛いのに、まるで他人事!)

あの穏やかな感覚は、一体何だったんでしょうか。

でも、今になって一つハッキリ言える事は、「生きる事、治る事への執着が全くなかったなぁ」という事なんです。

願望を強く持つほどその正反対のことに執着してしまう

…さぁ、ここから今日のお話の真髄に入っていきます。

東洋医学には、「病は気から」という有名な言葉がありますよね。

この場合の『気』とは、もちろんエネルギーの事を指しているのですが、実は、我々の『感情』(=気持ち)の正体も、エネルギーなのです。

私の『奇跡的な病気治癒』には、『気持ち』が大きく関わっていたように思います。

今回も、『陰陽』の理論から、この事をひも解いていきたいと思います。

『陰と陽』。

この、相対する(正反対の)2要素は、二元対立(にげんたいりつ)の関係です。

そして私たちは日々の中で、何か物事がうまくいかない時、必ず『二元対立』の世界の中でもがいているのです。

「辻さん、いきなり難しいです…!」

はい、分かりやすく説明しますネ!

(今日の話、知っているのと知らないのとでは、こっから先の人生が大違い!ホントに、ビックリするほど変わってきますよ…!!)

じゃ、陰と陽の話に戻りますっ。

…ちなみに、あなたは『陰』と『陽』とでは、どっちが好きですか?

「え~、辻さん『陰』って陰気の『陰』でしょ? 何か暗くていやなイメージだなぁ。『陽』は太陽の『陽』だから、何だか明るくってポジティブで、いい感じ!」

うんうん、ホントにね。

私もそう思う(笑)。

ただし、東洋思想の『陰』と『陽』には、いい・悪いの差はありません。

陰は暗くてネガティブ、とか、そういう意味ではないのです。

単純に、「宇宙には2つの要素がある」という事で、それを『陰』『陽』と呼び、分けて表しただけなんですね。

じゃあ次に、こんなのは?(全て、陰と陽の関係です。)

健康と病気。
幸せと不幸。

お金持ちと貧乏。
高学歴と低学歴。

若さと老い。
美と醜。

平和と争い。

「おおお~!健康で、幸せで、お金持ちで、高学歴で、若くて、美しくて、平和!な、何か分からないけど、絶対こっちのほうがいいと思うっ!!」

…うんうん、まさしく。

きっと多くの人がそんな風に思うでしょうネ。それで普通です。

そして多くの人が、「健康で幸せでお金持ちで…」という状況を追い求めながら生きている、という事に気付けるでしょうか。

(あなたの周囲の人、思い浮かべてみて下さい。)

けれども…。

私たちの心は、やっかいなしくみになっているんです。

「健康で、幸せで、お金持ちで…」という願望を強く持てば持つほど、その真反対の状況…、つまり「病気で、不幸で、貧乏で…」という状況の事が、気になって仕方がなくなるのです。

これを、『執着心』と言います。

「ええっ、辻さん!そんな大げさな…!執着心だなんて! 誰だって健康や幸せを願うのが当然じゃないですか! それがいけない事だとでも言うんですか?!」

いいえ、いいえ!

全然いけない事じゃないんですヨ。

でもね、「健康でありたい!」「病気は嫌だ!」「治りたい!」…こんな気持ちがものすごく強いと、そのせいで『病気』の事が気になって気になって仕方がなくなるのです。

これは、例えるなら、買ったばかりの真っ白い服に、わずかなシミが付いてしまった時のようなものです。

「うわ~! 何これ! 黒い点が! ひえ~~!」

…純白なので、直径1mmの小さなシミが気になります。

「嫌だ、嫌だ、まだ新しいのに! 落ちるかな…」

こんな風に思えば思うほど、苛立ちと焦りがつのります。

やっきになって、シミ抜きをします。

でも綺麗になりません。

クリーニングに出します。

でも綺麗になりませんでした。

「あああ~~!高かったのに!お気に入りだったのに!何で!どうすれば!」

…『真っ白い、汚れのない状態』への執着心が強ければ強いほど、焦りと絶望とイライラと落ち込みがやってきます。

穏やかな気持ちになれと言われても、なれません。

「ああ…、辻さん、この感じ分かります…!」

そうでしょう。

私も、ものすごく分かります~(^_^;)。

例えば、平和への願いが強い人々がいるとしましょう。

中には、「平和に対する想い」が強すぎるために、いつも戦争や争いごとに目が向いてしまう人がいます。(※全員ではありませんけどネ!)

もちろん、平和を願うことそのものが、悪い事のはずがありません。

また、平和に向けた活動をするのも素晴らしい事です。

アクションを起こす人は、真にスゴイと思います。

尊敬に値します。

…けれども…。

もしもこの人が、「平和」を愛するあまり、その真反対にある『争い』にばかり意識が行くとすれば、どうでしょうか…?

そして、家で家族と過ごしている時も、ニュース番組を観ては「また戦争が始まったわ…」とため息ばかりついて、暗い顔になるなら?

近所の子供たちの、小さないさかい事にも、いちいち眉を寄せるなら?

近所の怒りっぽい人を見ては、見下すような態度を取るなら?

…他には…。

たとえばボランティア活動で街のゴミ拾いをしている人々がいるとしましょう。

素晴らしい活動です!

でも、ある人が「ああ~世の中には低俗な人がいっぱいいるわねぇ~。モラルのかけらもないのかしら。一体親はどんな育て方をしたのかねぇ」とボヤきながらゴミ拾いをしているならば、どうでしょうか?

(そこを偶然通りかかったあなたは、どんな気分になりますか?)

…ボランティア活動によって街は綺麗になっていいですが、この人の気分は?

そうなんです、陰陽のうち、片方の要素に対する『強い願い』があると、それは『執着心』に変わってしまう恐れがあるのです。

何かに執着した途端、我々の心の中には、雨雲が立ち込めます。

イライラ、落ち込み、ため息…。

ため息ついて落ち込みながら、明るく胸を張って生きている人なんていませんよね?

もしもあなたが執着心に捉われている時、身体の中では、一体何が起こっていると思いますか?

ため息をついているわけですから、気が付けば姿勢は悪くなり、猫背になっています。

すると、肺活量が減り、血中の酸素が欠乏します。

やがて、およそ10分程度で、血液が黒く濁り始めます。

脳細胞が、いつもより速いスピードで破壊されていきます。

「うわ~!やだ~~!! 辻さん、せっかくボランティアとかいい事しても、執着心があると気分は晴れないし、カラダは病気に近づいてしまうじゃないですか!」

そうなんですよ。

…このような状態を、東洋思想では『二元対立の世界に捉われた状態』と言います。

「じゃあ、どうすればいいんですか?」

「お伝えしましょう。それは…」

(あっ!いかん、書き出したらめっちゃ長くなってしまいました…!(>_<) )

すみません、今回は一旦ここで切らせて下さい。(続きは次回!!)

次回は『二元対立の世界からの脱出』について書きますね!
(もう後半も書きあがってるので…!)

そんなわけで、次回も読んでもらえると、さらに嬉しいです~~vv

では、今日もあなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。


今日のまとめ

「二元対立の世界を超える。すると、心地よくなり宇宙の流れに乗れる。」

by; 辻 耀子

最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました♪

レイキは、使わなければ受講していない時とほぼ同じ状態のまま、特にこれといった変化は起こらないですが、逆に楽しく活用すればするほど、最適な変化が起こり始めますヨ~♪ お楽しみに!

(なお、当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)

あなたの応援、いつも心より感謝致します♪

あなたの事も応援しています…!(^^♪