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東洋医学とレイキ-8 超カンタン!五行の知恵を日常に取り入れる

こんにちは、辻耀子です。(^o^)

いかがお過ごしですか?

前回までの復習

今『えがポン』で取り上げているテーマは、『東洋医学とレイキ』。

第8回めは、『五行』の活用法です。

臼井式レイキの創始者である臼井氏は大正時代、こう考えました。

「宇宙が我々を苦しめたり病気にしたいと思っているはずがない。…という事は、我々が苦しんだり病気になる時というのは、自らが宇宙の流れに逆らっている時ではないのか?」

…この意味は、東洋思想や東洋医学についてちょこっと知ると、分かります。
(で、私は今この『東洋医学』のシリーズを書いているわけです!)

さて。前回は『五行』の基本について書きました。

ちょこっと前回のまとめを。

『陰陽五行』(いんよう・ごぎょう)

身体の『陰陽バランス』が崩れた時に、バランスを回復するに登場するのが、『五行』という考え方(知恵)だとお伝えしました。

我々はそれぞれ、体質に個性や特徴を持っていますよね。

例えば冷えやすい人、のぼせやすい人、血圧が高くなりやすい人、低くなりやすい人、アレルギー体質の人、アルコールに強い人、カフェインに弱い人など…。

つまり、それぞれの体質の個性・特徴に応じて、その乱れを整えるために『五行』が活用されるのです。

実はあなたは、『五行』の知恵を、日常のはしばしで耳にしていますヨ。

例えば、

「身体を温めて平熱を高めれば、病気予防になるらしい!」

「しょうがは病気予防にいいらしい」

「白米よりも、雑穀米や玄米を食べたほうがいいらしい」

「時々は、プチ断食をしたほうがいいらしい」

「一日3食は身体に悪いらしい」

…などなど。

TVコマーシャルや雑誌などで、このような言葉が毎日飛び交っていますね!

でも、実はこれらは、『全ての人に当てはまる知恵』ではありません。

ある人にはピッタリの知恵。

でも、別の人には逆効果の(身体を弱らせる)知恵であったりします。

…それが、まるで『全ての人に当てはまる、いい知恵』のようなイメージで、ごちゃまぜになりながら、健康食品のCMやダイエットの宣伝の中で都合よく引用されているのです。

「えええっ!! 辻さんっ、思いっきり信じてました…、上に書かれたような知恵を…(冷や汗)。」

うはは~、そうですよねぇ。

当然だと思うんです、それで普通です。

だって、TVのコマーシャルなどでは、いかにもそれらしく伝えてますし、医師の書いた本も、たくさん出回っていますもんネ。

でも、頭の隅に置いておいて下さい。

「あなたに当てはまる最高の方法は、他の人にも当てはまるとは限らない。」

高血圧の人と、低血圧の人の治療法が違うように、です。

太っている人と痩せている人。悩みの解消方法が当然違うように、です。

…これが、『五行』の知恵に繋がるのです。

では、ごくごくカンタンに、『五行の知恵を日常に取り入れる方法』を♪

(※非常~~に大ざっぱにお伝えしますが、専門家のかた、どうか目をつぶって下さいネ。深く専門的に知りたい人は本を読んで下さい。)

五行の知恵に基づいた食べ方のルール

◆ルール1:食べ物を『陰陽』に分けて摂る!

食べ物には、東洋医学的に大きく分けると、2種類に分かれます。

それは、『身体を温める食べ物』と『冷やす食べ物』です。

・身体を温める食べ物:『陽』の食べ物

・身体を冷やす食べ物:『陰』の食べ物

という具合に分かれます。

「温めたい時」は『陽』の食べ物を、「クールダウンしたい時」は『陰』の食べ物を取り入れましょう。

また寒い季節には『陽』、暑い季節には『陰』の食べ物を摂りましょう。

では、いきなりですが、ここであなたに質問!

「今、あなたの心と身体はどんなAとBどちらですか?」

(今の話ですよっ、今!昔のことは横へ置いてね。)

A:

・寒い地域に住んでいる。(今日本国内にいるならこっちですね)

・風邪の引きはじめ・または引いている最中である

・心が塞いでいる・弱気になっている・落ち込んでいる

・やる気がでない・根気が出ない・動くのがおっくう

・冷え性・低血圧・身体が弱い

B:

・熱い地域に住んでいる。(今、海外にいるならこっちかもね)

・落ち着かない・イライラしている・焦りがある

・何かに対して怒っている・じっとしていられない

・夜、イライラや怒りのせいで落ち着かず、眠れない

・平熱が高い・高血圧・筋肉をよく使う・運動直後で熱い

Aの人は『陽』の食べ物、Bの人は『陰』の食べ物を取り入れる事で、体内の陰陽バランスが調整されるわけです。

「でも辻さん、どの食べ物が『陰』でどの食べ物が『陽』なんですか?それが分からないと…」

はい~、そうですね。これは実にカンタンな法則なのですよ。

●『陽』の食べ物(身体を温めるもの):

・冬に摂れる野菜、果物

・根菜など、土の中に出来る野菜(大根、しょうが、ごぼうなど)

・寒い地方で摂れるもの

●『陰』の食べ物(身体を冷やすもの):

・夏に摂れる野菜、果物

・根菜ではなく、土から上に向かって生える野菜(葉物野菜など)

・暑い地方で摂れるもの

もちろん、『陽』の食べ物でも冷たく調理すれば『クールダウンする役割』を果たしてくれますし、逆に『陰』の食べ物は温めれば冬場でも大丈夫。

とはいえ、現代人の多くは運動不足で基礎代謝・基礎体温が下がっている人が多いので、昨今、TVコマーシャルや健康書ではしきりに「身体を温めなさい」「しょうががいいよ!」と言うわけです。

(でも、世の中の全員が身体を温めたほうがいいわけではない、という事です。人それぞれ、住んでいる地域や生活習慣、体質、年齢が違いますもんネ。子供は基本的に平熱が高いですしね。)

◆ルール2:食べ物を『色』に分けて摂る!

・肝を癒したい時(木性)…緑色の食品(葉物野菜・背の青い魚・鶏肉も)

・心臓を 〃  (火性)…赤色の食品(赤い野菜や果物・唐辛子・エビ・鯛も)

・脾臓(胃)を〃(土性)…黄色の食品(粟、バナナ、長いも、納豆、牛肉も)

・肺・大腸を 〃(金性)…白色の食品(稲、にんにく・豆腐・乳製品・白身魚)

・腎・膀胱を 〃(水性)…黒色の食品(黒豆・ブルーベリー・きのこ・ひじき)

◆ルール3:食べ物を『味』に分けて摂る!

・肝を癒したい時(木性)…酸味

・心臓を 〃  (火性)…苦味

・脾臓(胃)を〃(土性)…甘味

・肺・大腸を 〃(金性)…辛味

・腎・膀胱を 〃(水性)…塩(辛)味

「えっ、辻さん…、腎臓の悪い人って、塩分を摂っちゃいけない、ってよく聞きますけど…」

そうなんですよ。

興味深いですよねぇ。

ちょこっと横道にそれますが、このナゾについてのお答えを。

ちなみに、正確には「腎臓の悪い人は、塩化ナトリウムの摂りすぎに注意!」という事なんです。

現代、我々が摂っている塩は、『天然塩』(昔ながらの塩)とは違い、化学的に作られた『精製塩』と呼ばれるものなんですね。

また、一昔前の人に比べて、現代人は極端に運動量が減っているため、摂取した塩分がなかなか汗として体外へ出ないわけですよ。

だから、「塩分を控えたほうが腎臓にいいよ」という話になるわけです。

…もちろんあなたもご存知の通り、本来、塩は身体の健康にとってなくてはならない重要なものであり、運動量の多い人にとっては、「しっかり摂らないと!」という話になるんですね。

(つまりこれもまた、「全ての腎臓病の人に共通の話」ではなく、人と状況によりけり、ってコトです!みんな一人一人違いますから!)

…さて。『五行の知恵』は、意外とカンタンに日常生活に取り入れるコトが出来るでしょう?(^o^)

便利ですね。

自然治癒力が根本、『五行』の知恵は枝葉

ただ…。

最後に『五行の知恵』の最大の落とし穴をお伝えしておきます!

実は、『五行』の知恵は今、けっこうブームになっています。
(例えば「しょうがを摂ろう」「漢方の生薬がいいよ」など。)

これはまったく悪いことではないのですが…。

「元気に過ごすには?病気を回復するには?」という事から考えた時、『五行』の知恵は根っこや幹ではなく『枝葉』の知恵である、という事です。

じゃあ、根っこや幹に当たるものは?

それは…『自然治癒力』です!!

こっちを無視して、『五行』に基づいた食ばかりを工夫し、正食や玄米菜食、マクロビを生活に取り入れても、残念ながら効果は薄いものなのです。

もしもその事を知らないままなら、いくら頑張っても期待したほどの改善が得られず、「こんなに食生活に気をつけてるのに、何で~!」という事になっちゃうんですね。

でも大丈夫!(^o^) ご心配なく!

次回はその話を書きますから♪

(再びレイキが関連してきます!)

今日も長くなりました、最後まで読んで下さり、ものすごく嬉しいです!(^o^)

次回は『宇宙の流れに乗り、自然治癒力を高める方法!』です!!

読んでもらえると、さらに嬉しいです~~vv

では、今日もあなたやあなたの大切な人にとって、いい日でありますように。


※「アチューンメント受講後、全然レイキ活用出来てない!(^_^;)」というかたへ。ぜひ『練習会』へ参加してみて下さいナ♪(^o^)

レイキは、使わなければ受講していない時とほぼ同じ状態のまま、特にこれといった変化は起こらないですが、逆に楽しく活用すればするほど、最適な変化が起こり始めますヨ~♪ お楽しみに!

(当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)


今日のまとめ

「五行の知恵を取り入れれば、さらに心身バランスを整えられる。」

by; 辻 耀子