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心配すると改善しにくい?それはなぜ?

不安や心配を横に置くほどレイキは効果的

理事長の辻 耀子(つじようこ)です♪
いかがお過ごしでしょうか?

今回は、レイキを上手く使うための、非常~~に大切なお話をします。

ところで…。
あなたは日常の中で、何かについて心配になる事がありますか?

・自分自身の事(未来、将来)
・誰かの事(家族、友人知人)
・その他(社会情勢、ニュース)

体の健康、心の事、その他にも就職、仕事、資格試験、恋愛、子育て、親の事…。

「大丈夫かな?うまく行くかな?」
と不安になったり、心配になる事、たまにはありませんか。

…いや~、あるある。
誰にだって、多少はありますよネ。

(もちろん、私にもあります!)

さて。
今回はまず、『レイキ』の事を一旦横へ置きますね。
そして、レイキを学んだ人・学んでいない人に共通する『心のメカニズム』のお話をします。

テーマは「心配」です。

…もう、先に今回伝えたい事(結論・答え)から書いちゃいますね!

“あなたが相手を心配し、心配を口にしつづけるほど、状況は改善しにくい。”

…この事をぜひハラに落として頂きたいので、どういう意味なのか、詳しく解説してみます!

たとえ話ですが…。
あなたが、学生だとしましょう。
(イメージしながら読んで下さい。)

あなたの親御さんは、あなたの成績や将来を心配しているのです。

毎日毎日、「この成績じゃ心配だわ…」と、お母さんがつぶやいています。

「いい大学に入れるのかしら…、もし無理だったら将来どうなるの?」と、今日もつぶやいています。

健康についても、つぶやきます。

「ホント、あなたは体が弱いわねぇ…。どうしたら元気になるのかしら」

「大丈夫?くれぐれも無理しないでね、お願いよ」

「身体にいいもの食べないと、添加物で病気になっちゃうわよ」

「部屋がこんなに散らかって…。もしかして脳障害? 学習障害なのかしら…それとも…」

「何でそんなにうかない顔なの?もしかしてうつ病?」

…さぁ、こんな言葉を毎日 お母さんから言われている学生さんになりきって、読んでみて下さい。

「うお~、聞けば聞くほど、元気はつらつ!お母さんの言葉で パワーがみなぎってきた~!と思いました?

「いえ、辻さん、逆ですよ…。毎日言われると、『自分ってそんなにダメな子かな?』と思ってしまいます。どんどん自信がなくなり、暗い気分になっちゃいます…」

うんうん。
「いえ、全然?別に気にならないよ!」というかたは、おそらく少数派でしょう。

…そうなんですよ。

心配するようなセリフって、言われた側は、パワーダウンしてしまうんですよねぇ。

だから、

「誰かにレイキ療法を行なう時やセルフヒーリングを行なう時には『不安や心配』を横へ置こうね」

当協会のレイキ講座では、講師が、このようにお伝えしているのです。

…なぜなら、それが、うまく行なうためのコツだからです。

…この話、レイキ講座の場で聞くと、理解しにくかったり、「なんで心配を横へ置くのがコツなんだろう?」とギモンを持たれたかたもいるんじゃないでしょうか。

(ちなみに私は、初心者の頃、ギモンを持ちました。理由が分からなくて。)

あるいは、「辻さん、そんなの難しいよ」、「例えば家族や大切な人が具合が悪い時に、心配せずにいるほうがムリですもん!」と感じた人もいるんじゃないでしょうか。

そうなんですよね…。
特に、あなたが誰か大切な人に向けて「レイキをやってあげたいなぁ」と思う時。

ついつい『治してあげたい、良くしてあげたい』と思うはず。
相手の回復や元気な状態を願うはずなのです。

(当然です!これが人情ですもんね。)

けれども、それを『横へ置こうよ』と、講座では教えるわけですよ。

理由はシンプル。
「そのほうが、レイキ療法の効果があがるから」です♪

「でも辻さん、自分は心配を止められません…。」
「こんな私は、どうすれば?」

…心配ご無用♪ 大丈夫です!

「愛から来る心配」が相手のパワーを奪う?

今からコツを書きますね♪
カンタンですよ!(^o^)

再度、先ほどの話を思い出して下さいナ。

あなたが『学生さん』だとしましょう。
(再びイメージしながら、読んで下さい。)

お母さんがつぶやきます。

「あなたがいい大学に入れる・入れないに関わらず、これから先も毎日笑顔で過ごせますように♪」

健康についても、つぶやきます。

「あなたの体、毎日頑張ってくれてるね♪ そんな体さんがさらに元気になってくれるように、今日もおいしいもの食べようね」

「大丈夫、大丈夫!きっとうまくいく♪」

「身体にいいもの食べたら、体さんが喜ぶね!毎日頑張ってくれている体さんにもごほうびだね!さぁ、食べよう!」

「あなたの部屋が散らかってようが、散らかってなかろうが、お母さんにとって、あなたが大切な事には変わりないわよ。でも、片付けたらきっとスッキリするかもね!」

「何かあった? お母さんに手伝える事あるかな?あれば言ってね。」

…さぁ、さっきと比べ、読んだ後のあなたの気分は?どうですか?

(ちなみにセリフには、『これが正解!』というものはありません。どんなセリフでもいいのです。)

(今は、会話のテクニックの話を伝えたいわけではないのです。)

人は誰でも、自分や誰かを心配します。
不安にもなります。

特に、家族や大切な人については、心配せずにいられない、というのが正直なところでしょう。

特にお母さんやお父さんは子供がどんな状況であれ、(うまくいってようが、いっていまいが)常に心配です…。

これはもう、親のサガのようなもので、「心配するな」というのは、不可能な理想論を押し付けているようなものです。

…だって…、心配の正体って、『愛』ですから。

だから、愛が消えない限り、無関心ではいられない。

愛があるからこそ、心配が消えてくれないのです。

ただ、同時に知っておいて欲しい『重要なこと』があります。

それが、これです。

ズバリ、『あなたが心配なの』というセリフは、相手のパワーをダウンさせる、という事です。

お母さんが子供に、「この子は勉強大丈夫かしら?」と心配の感情(エネルギー)を抱きながら、「勉強しなさい」と言えば言うほど、その感情(エネルギー)は波紋のごとく子供に伝わってしまいます。

そして、子供のパワーややる気を奪うのです…!

心配のエネルギーは、相手のパワーをダウンさせるのです。

…これって、皮肉だと思いませんか。

なぜなら、お母さんは子供が大切だから…、その子の幸せを願うからこそ『心配』しちゃうのです。

そしてそれは、さっきお伝えした通り、『愛』からきています。

なのに、その『愛』から来る『心配』が、子供をパワーダウンさせ、やる気を奪うなんて…。

心配の元にある「愛」を伝えよう

さらに。
心配ばかりしていると、親子関係がこじれたりもします。

これも、ちょっとシミュレーションしてみて下さい、メカニズムがカンタンに解明できますヨ!

…今度はあなたは、どこかの会社のスタッフの役です。
(またイメージしながら読んでネ。)

上司があなたを心配するのです。

上司:「この前の案件、ちゃんと出来てる?大丈夫?」

あなた:「はい、進めています」

上司:「ホント?大丈夫かなぁ?」

あなた:「はい、大丈夫ですよ」

上司:「ホントに?期日までに間に合わなかったら大変だよ? 信じていいの?」

あなた:「はい、間に合わせます、必ず」

上司:「どうかなぁ、心配だなぁ」

…さぁ。社員のあなたは、ここまで読んでどんな気分になりました?

…正直「イラッ」と来ません?(笑)。
「自分の事、信頼してくれてないのかな」って。

自信を失う人もいるかも知れませんネ。
落ち込む人もいるかも。

…やはり、
「ああ、上司がここまで心配してくれている!嬉しい!やる気でた♪」
という人は、いないはずなのです。

ではなぜ、心配されると「やる気が失せる」「イラッとくる」のでしょうか?
(なぜでしょう? 考えてみて下さい。)

そうです!
あまりにもしょっちゅう心配されると、『あんたはダメ!』って遠まわしにダメ出しされているような気持ちになっちゃうからなんですよね…。

「うわ…(冷汗)、辻さん…。これ、私の話です…。私、ついつい相手の心配をしています、つい口に出しちゃってます…」

そんなかたもいたかも知れません。

私は、以前心理カウンセラーをやっていたので、時折 子育てについての相談を受ける事がありました。

「子供が勉強が出来ず心配で…」
「うちの子供は学習障害なので将来が不安で…」
「子供と心が通い合わなくなってしまい…」

このように悩むお母さんからの相談でした。

そんな時には、相談者さんに、さきほどのようなシミュレーションをやってもらいました。

すると、相談者さんは「ハッ!」とするのです。

「うわっ!やってました、これ!」と。

…自分がよかれと思ってやってきた、何気ない会話。

口をついて出ていた心配。

「それが、相手には『ダメ出し』として届いていたなんて…!」

「ショックです…!(驚愕)」

この事実に気づかれて、落ち込む相談者さんもいらっしゃいました。

けれど…。
私は「いやいや、今日気づけて、超~~ラッキーでしたね!」とお伝えしていました。

(だって、気づけないままなら、これから先もよかれと思って心配ばかりを口にしてしまうから…。そしたら、相手はどんどん相談者さんを煙たがり、離れていこうとしてしまうからです。)

『愛』があるからこそ『心配』してしまうのに。
大切に思っているからこそ心配してしまうのに。

それが裏目に出て相手がしんどい気持ちになり、離れたくなってしまうなんて…。

関係がこじれるのは、あまりにもつらいですよね…。

レイキ療法を行なう時も、まったく同じです。

心配の気持ちの元にあるのは、愛。
だから、心配するのをやめる事はとても難しい。

けれども、一旦相手に手当てをスタートしたら、『心配』や『不安』は、ヒーリングの時だけ横へ置くのです。

そして、「相手が今、目の前に存在していて嬉しいなぁ」と心の中で想いながら、『今この時』を最上級の、いいひとときにしてみて下さい♪

「出会ってくれて有難う」

「手当てが出来て嬉しいな」

「大切だと思える人がいる、存在している、今ここにいる。今、時間を共有している。」

「…という事は、いのちの分かち合いをしているんだな。」

「それが出来て嬉しい、ありがたい。」

…大切な人が重い病気であったり、今ピンチに立たされている時、そばにいるあなたが『心配』を横へ置くのは、神技(かみわざ)です。

だからこそ、今気づいて欲しいのは、心配の正体は『愛』だという事。

だから、『愛』は『愛』のまま相手に届けるべきなのです。
そうすれば、親切や思いやりが裏目に出たりはしません。

だから『未来への恐れ』に心のフォーカスを当てて心配するよりも、『今ここにあるあったかさ』にフォーカスを当てながら、『信頼』の気持ちで相手を見てあげて下さいナ。

『心配からくるダメ出し』じゃなくて、『頑張ってきたね』と。

(※その上で、「さらによくなると最高だね♪」と思うのは、全然アリなのです!)

(※間違っても、「これでいいのよ、これで」と無理に自分に言い聞かせたり、現状のまま我慢する必要など全くありませんヨ。)

今回も最後まで読んで下さり、本当に有難うございます。

(当協会は、流派系統を超えて全世界のレイキ実践者の学びを補助する組織です。)


今回のまとめ

「せっかくの愛を、『心配』という形で出さずに、『信頼から来る言葉』に変換しよう♪」

by 辻 耀子