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正しさ・楽しさを超え、”よろこび合い”で選ぶ。安心立命の境地の見分けポイント・8

理事長の辻耀子(つじようこ)です。(^o^)

こんにちは~!(^o^)

いかがお過ごしでしょうか?

さて。今回は

「上級で出てくる『安心立命』の境地ってなあに?」

というかたに向けた、安心立命の『特徴』と見分けポイント解説・第8弾でーす♪

レイキの上達度合いは二の次!

ではまず、安心立命の説明から。

“安心立命(あんしんりつめい)”。

それは、悟りの境地とも言われ、至福とよろこびに満ちた心の状態(在り方)です。

臼井式レイキの終着点、目指すところは、安心立命のよろこびを味わいつつ『自分らしさを開花させ、幸せに生きること』。

「のびのび軽やか、感謝が湧きあがり、心地いい人生」がレイキの醍醐味であり、テーマですよね。

★安心立命の特徴・その8
『正しさ・楽しさを超え、”よろこび合い”で選ぶ。』

ところで。
当協会では、大阪・東京・地方都市にて レイキ練習会を開催していますっ。
(さまざまなテーマや目的別の練習会があります。)

ある日その練習会にて、手当て(ヒーリング)の練習の最中、こんな会話になりました。

ある参加者さんが、

「レイキを学んだものの、練習しているけれどなかなかエネルギーやヒビキを感じる事が出来ない…」

と、やや落ち込みつつ呟かれたんです。

(いやぁ~わかるっ、わかるなぁその落ち込み…! 初心者の頃の自分も、毎回練習会で落ち込んでいましたから…。)

普段、私は練習会の場には行かないのですが、その日はちょうど、大阪の練習会に飛び入り参加していました。

そこで私は、その参加者さんに、こうお伝えしました。

「エネルギーやヒビキを感じる・感じないとか、ちっとも上達していないとか、それが大切じゃないとは言わないけれど、そんな事、ぶっちゃけ、二の次でいいんですよっ。

いえ、むしろ二の次にしてみませんか。

なぜなら、上達度合いに気を取られすぎると、レイキで最も大切な、重要な事をついつい見逃しやすいからなんです」

すると、練習会の終了後、別の参加者さんが私の元にやってきました。

「辻さん、さっきの会話の中で話していた『最も大切な、重要な事』って何ですか?」

…そこで私がその参加者さんに向けて『レイキで最も大切な、重要な事』について解説すると…!

「辻さ~ん!今の話こそブログに書いて下さいっ!いえ、書くべきでしょうっ! だって私、その一言で今、ものすごーくラクになったんですからっ!」

と熱く要望されたのでした。

…というわけで。書いてみますっ。

上達より「今ここを楽しむ」と決意する

さて。どこのスクールで学ぼうとも、誰もが最初は初心者からのスタートです。

まれに、生まれつきエネルギーに敏感でどんどん感じられる人もいますが、

「ん?…まったく分からない…感じられない…」

と焦ったり不安になったり、
「どうしよう、こんなんで自分は果たして本当に上達出来るんだろうか?」
と思う人のほうが多いものなのです。

その上、講師を見れば、
「さすが!」という腕前です。

「ああ、ああいう風になりたいなぁ」と思う一方、なかなか上達出来ない自分への焦りが大きくなっても当然です。

けれども。
『上達したい!』という気持ちが強く、熱心な努力家の人ほど、テクニックのワナに はまりやすいのも、また事実なのです。

「上達したいなぁ♪」と夢見ながら、軽やかに練習を楽しめればバッチリなのですが、

『あの人はエネルギーを感じられているのに何で自分はいつまでも…』

『もっとうまくなりたいっ!なりたい!なりたいなりたいなりたいっ!』

(…で、ならない自分にプレッシャーや焦りを感じる、落ち込む、苛立つ。)

こうなると、気分は『不快』なほうへと傾きます。
全然、練習会の時間が心地よくないはずです。

しかも…。
こんな風にして、いつの間にか上達することへの執着心に心が捉われると、もう、心は周囲の人たちを見ていません。

自分、自分、自分…。

自分が、自分が、自分が…!!

エゴに心が支配されてしまうのです。

受講生さんの中には、上達したい理由が、
『特別な自分になりたい』
『特別さやミラクルを感じたい』
『優秀な自分を見たい』
という執着へと変わっていく人もいます。

方法論や練習法にこだわって『正しさ』の方向へ傾く人もいますし、

「自分が、自分が」と思いつめるうちに他人が見えず、『自分だけの(上達の)楽しみやテクニックだけを追う状態』に傾く人もいます。

しかし、これらはすべてレイキの本質からズレています。

だから、今から重要な事をお伝えします。

もしも『正しさ』や『執着心』…「特別になりたい」という願望に気づいた時には、その気持ちを、ちょいと横へ置くのです。

つまり、「今日、この場に身を置いていることそのものを受け入れ、味わってみよう♪」このようなスタンスです。

そして、練習相手として他の人が存在する事を、改めて、ハッキリと意識してみて欲しいのです。

(相手がいなければ、効果的な練習が出来ませんものネ。)

これが「今ここに意識を置く」(=今ここを楽しむ)ということです。

ここにこそ、真髄・醍醐味があります。

だって、考えてみて下さいナ。

ぶっちゃけ、「いつか上達したい!」と思っていても、大げさな事を言えば、明日いのちがあるかどうかも、誰にも分かりませんよね…。

そう考えると、「今この時を楽しむぞ♪」という決意もしやすいものだと思いませんか♪

さぁ、「今この時」を受け入れたならば、目の前の人に手を置いてみましょう。

まず、自分自身の頭頂から、レイキが自分自身へと流れ込んできます。

まるで、自分の体が砂時計になり、イキが砂のごとくサラサラと丹田(下腹)に落ちてくるような心地よさです。

(ただし、初心者のうちは、こんな感覚をキャッチする事も難しいでしょう。

その場合には、頭だけで「ああ、今おそらくレイキが自分の体内に満たされていってるんだな」と『意識する』だけで十分ですヨ。)

まず、あなた自身が満たされる。

そして次に、あなたの手のひらを通じて、相手のかたへとレイキがあふれ出すのです。

(この感覚も、まったく感じられなくてもいいのです。

ただただ、自分がレイキを受け取っているのだ、そして手のひらからあふれ出したレイキが勝手に相手のかたにも充満していくのだ…、と想像するだけで十分です。)

相手のかたがこの世に存在している不思議さ。

今日、こうして出会い、なぜか手を置いて差し上げている事への不思議さ。

ただ『存在し、一緒に、ここにいる』事のご縁や不思議さを味わってみましょうヨ。

例えば、温泉に行って、お湯に浸かっている時、難しいことなんて考えないじゃないですか♪
あの時と一緒です。

「この後どんなおいしいもの食べようかな♪」
これぐらいの気楽さがちょうどいいのです(笑)。

およそ20分ほど、静かに淡々と、相手のかたの体に手を置いてみましょう。

「こんなんで上達するのかな?」
「ヒビキ、全然感じられない…」

そんな思いが浮かんでも、一時的に横へ置いて。

何も考えず、ただポカーンと。

さぁ。
20分後、ご自身の体の感覚をチェックしてみて欲しいのですよ。

初心者のうちは、なかなか「ほぐれてる~!」とか「ぽかぽかしてきた!あったかい」など感じにくいかも知れません。

でも、近々必ず、本当に温泉に浸かった時のようなポカポカする感じ、または ほっこりとした体感を持てます。

それさえ掴む事が出来れば、こっちのもの!!

だから、この感覚をまずは目指してみて欲しいのですよ。

レイキの醍醐味は、自分も心地よくなること

やがて、レイキの練習の場に何度か身を置いているうちに、ある『気づき』にたどり着きます。

それは、『他者にレイキを流して差し上げると、自分自身がまず心地よくなるんだな』という事です。

普通、一般的には、肩揉みやマッサージ、気功治療であれ、「やってあげた側」は疲れるものです。

ところが、レイキ療法の場合は違う!

『やってあげた側』も、『やってもらった側』も、どちらも同じ状態になる。

どちらも、癒される。

つまり…。
『癒される側』が2人。

真の癒し手は、施術を行なう側の人ではなく『レイキさん』なのです…!

「どちらも癒される」
「どちらも、レイキの恩恵を受ける」

この気づきこそ、レイキについて 最も大切で重要な気づきです。

ぜひ、この事を、『頭』ではなく『ハラ』に落として欲しいのです。

そうすればもう、あなたは、今までとは全然違うのです。

「誰かにレイキを流したいな~♪だって、疲れるどころか、どんどん自分も楽になるから♪」

…このような意識へと転換しちゃうのです!

ここが、私は
『レイキのもっとも大切で重要な事』
だと思っています。

さらに練習を積むと、いずれ、相手と自分との境界線が溶けて消えていくような、つながりと一体感まで到達する日が来るかと思います。

この時、あなたの心の中にはもう、『特別さ』への未練も『上達』への執着も消えているでしょう。

おのずと、謙虚になってしまいます。

「やってあげる」という気持ちから、「させて頂けて、ありがたい…!」という意識になるはずです。

レイキ練習会の場では、時間の経過とともに、部屋の場そのものが濃密なレイキに包まれます。

そうするとさらに、あなたは体感覚を得やすくなるはずです。

自分の体の『内』と『外』の共振共鳴を意識できるかも知れません。

…脳の状態も、自然と変化し始めます。

レイキ・エネルギーに包まれ、満たされた時、いつの間にかイライラ・クヨクヨが頭の隅に追いやられています。

身体がいい感じにダラ~ンとゆるみ、リラックスします。

呼吸がゆったりしてきます。

「ああ~、気持ちいいなぁ、有難いなぁ…。」
こんなつぶやきが、思わず漏れるような心の状態になります。

つまり、意識状態が勝手に高まるので、それに応じて気分が変化するのです。

ハートは開かれ、ますます『自分』を意識することから開放されます。

(自意識過剰な状態の人も、がんばりすぎる傾向の人も、緊張気味の人もゆるみます。)

気がついたら、すがすがしく静かで穏やかな心の状態に(勝手に)近づいています。

これが、内面の平穏。
安心立命の境地です。

何とも言えない、適温の心地いいぬるま湯に浸かった時のような、やさしいあたたかさがそこにあり、感じられます。

(…これぞ、愛に満ちた状態と言っていいと思うのですが…。いかがでしょう?)

…というわけで。

レイキ練習会に参加すると、見知らぬ人が見知らぬ参加者であるあなたに 手当てをしてくれようとします。

…でも、考えてみて下さいナ。

そこに居る人たちはみんな、『参加費』を支払ってそこにいる人なのです。

つまり、あなたと同じ立場の人たち。
参加者さんたちです。

彼らは、見知らぬあなたに、手当てを行なう義務などない人たちです。

ましてや、あなたに手当てを行なったって、1円の利益にもなりません。

ところが、彼らはあなたに手当てをしてくれようとするはずなのです。

…見知らぬあなたに、ですよ?

あなたとは初対面ですから、ハッキリ言って『他人』なのです。

あなたが幸せであろうが不幸であろうが、親しくないので、無関係なはずです。

なのに、「どうぞ、どうぞ♪させて頂きますよ!」と言う。

なぜでしょう?

…それは、その人が特別優れた人格者だからではありません。

特別、慈愛に溢れた仏様のような人だからでもないのです。

理由は…、レイキの醍醐味に気づいているから。

そして醍醐味とは…。
そうっ!さっきお伝えしたとおり♪

「させて頂いたら、自分も心地いいから♪」
…これだけなのです!(爆)。

そんなわけで。

たとえ最初の動機が
「もっと手当てがうまくなりたい!」でも、
「特別な自分になりたい!」でも、
「相手のためじゃなく、私の勉強のために練習相手を探している」でも、
全然いいのです。

(そして、そのエゴを持っていても全く構わないのです!)

けれども、手当て練習をし続けていくと…。

最後に残るのは、

「よろこび合える関係♪」

…これだけなのです!


◆まとめますネ。

共によろこび合い、心地よさを味わっている状態。

自分と他者との境界線が薄らぐ感覚。
つながり感。

これを、『愛を感じている状態』、『一体感(ワンネス)を感じている状態』と言ってもいいかと思います♪

この気付きを「脳みそで学習する」のではなく、『体感』してもらいたくて、当協会は、レイキに触れる機会と、レイキについて学ぶ場を提供しているのです。

(アチューンメント講座、練習会、オンラインによる練習会、安心律サロンでのヒーリング…。全て、そのためのメニューです。)

ともあれ、この文章だけで『愛』や『一体感』や『よろこび合い』を理解出来なくても、全く気にする必要はないですヨ。

レイキは『頭で学習する』種類のものではないからです。

たとえば、美しい花束を見て「うわ…!」と息を飲む瞬間と同様に、実際の手当ての体験を通じて、全てのかたが、いずれ『ハラ』で知ることになるのです。

レイキの醍醐味を♪
安心立命の、至福の感覚を♪

以上です。
今回も最後まで読んで下さり、本当に有難うございます。
またで~す♪

この後も、あなたとあなたの大切な人に、幸せが光のシャワーとなって降り注ぎますように。


今回のまとめ

「安心立命の特徴・その8

あなたは『よろこび合い』の人生を選んでいますし、いつでも選べます♪」

by; 辻 耀子