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不安感から行動してない?信頼する方法

「自己いじめ」のクセから抜け出るには?

こんにちは♪
理事長の辻耀子(つじようこ)です。

さて、前回のお話はいかがでしたか。

“今の自分という素材に、オプションで外付けアイテムをくっつけてみる。

その外付けアイテムが多ければ、周囲から「わ~すごーい!」と言われ、絶賛され、尊敬され、愛され、その結果安心感が手に入る。”

これが正解だと思い込んでいるかたは、意外と多いみたいです。

シンプルに書くと、

“『今の自分』+『値打ち』 = 未来に、安心感、幸せが手に入る”

という公式ですね。

これがよく表われているのが、こんな親子の会話かも知れません。

母親:「もっと勉強しなさい!もっといい点を取るのよ!」
子供:「なぜ?」
母親:「いい大学に行って、いい就職先を見つけるためよ!」
子供:「どうして?」
母親:「そうすれば一生安泰で、幸せに暮らしていけるから!」

もちろん、先ほどの公式を、この例文のお母さんは意識していません。

そして、無意識的・慢性的に不安にかられていたりするのです。
(ひょっとしてあなたの身近にも、ここにハマってるかたが居ませんか?)

“『今の自分』+『値打ち』 = 未来に、安心感、幸せが手に入る”

この公式を『真実』だと思い込みすぎているせいで、自分が不幸と不安の落とし穴にハマってしまっている事にまったく気付けていないかたは、日本国中を見まわすと、とても多いものです。

(そして昔の私も、もちろんこの井戸のように深い落とし穴にドップリとはまって、もがき苦しんでいました。)

なぜ、ここにハマって苦しんでしまうのか。

それは、心の矢印が関係しているようです。

心の矢印が、いつも自分のほうに向いているかたがいます。

「人は、自分の事をどう見てるんだろうか?」
「人は、私の事をバカにしてない?」
「私はちゃんとしてる? ヘンじゃないかな?」

心の中に、自分を監視するもう一人の自分が居るような感じです。
厳しく怖い先生のような自分が、いつも自分自身を見張っているのです。

怖い先生の自分は、欠点を探すのが得意です。
いつも『減点法』で、赤ペンを片手にチェックしています。

「ホラ、また失敗した!」
「またちゃんとできなかった!」

この『心の中に居る厳しい先生』のせいで、いつも心が不安なのです。

この『厳しい先生の自分』は、他の人の欠点を見つけるのも得意です。

他の人の事も、
「ああ、またそんな事して!もう!」
「だからいつもあの人は…」
という具合に、減点法で見ています。

これを、『自己いじめ』と言うみたいです。

常に自分の言動について、クヨクヨと反省ばかりしちゃう人も同じで、やっぱり『自己いじめ』を慢性的に繰り返しています。

よく、幸せになりたいなら『自分を愛するところから』という言葉が本などに書かれていますが、『自分を愛する』というのも、今ひとつピンと来ないかたが多いのでは?

ならば、『自己いじめをしている自分』に気付いてやめていく、というほうが、『自分を愛する』よりも分かりやすいかも知れないですよネ。

自己いじめのクセを持つ人は、『未来の、もっと資格を持った自分、収入が増えた自分』だけを愛しています。

『今の(値打ちのない)自分』の事は、どちらかと言うと嫌いだったり、不満感があるのです。

だからこそ『資格をもっと取らなければ!』と頑張ってしまうのかも知れません。
しんどい生き方です…。(過去の私、ご苦労さん。)

もしも今、これをやっておられるのに気付いたかたへ。

自己いじめはクセですから、
「ハッ、またやっちゃってた!(>_<)」
と気付いてやめていくごとに、クセを改善していけるんですよん。ご安心を。

そして、自己いじめのクセが抜けていくごとに、私達は『今、この時』を楽しめるようになるのです♪

そう、『今の、現状の自分自身』を愛し、エンジョイ出来るようになるのですネ。

(たとえそれほどすごい自分でなくても、不完全だったり完璧でなくてもネ。その不完全さも楽しめるようになっちゃうんですよネ。)

こうなると、本当にラクです~~vv

「心の矢印」を自分でなく外側に向けよう

さて。

では、どうすればもっともっと『繋がり』や『安心感』を感じられるのでしょうか。

人生に満足し、今の自分を好きになれるのでしょうか?

それを加速させるには?

…では、こんな方法はいかがでしょうか。

「誰か一人でいいから、信頼する。」
という方法です。

「この人の事を信頼して大丈夫かな…?」
「裏切られないかな?」

こう考えたことは、誰だってあると思うのです。

恋愛しても結婚しても、ずっとずっとこの疑問を持ち続けているかたはとても多いものです。

けれどもそうじゃなくて、『自分から、信頼する』。
「この人の事、信頼しよう!」と決めるのです。

そして徹底的に、その人を大切に扱ってみるという方法です。

(この時、心の矢印は『自分じゃなくて相手のほうを向いている状態』です。内側から外側へ。ちゃんと宇宙法則に沿っています!)

(逆に、『この人を信頼して大丈夫?』と思案したり不信感がある時、『心の矢印が、相手じゃなく自分のほうを向いている状態』です。)

(保身の状態、守りの状態です。宇宙法則に逆らう形になります。)

自分を守ろう、守ろうとすると、常に心の矢印は自分のほうを向いてしまいます。

すると、必要以上に自意識過剰になったり、場合によってはプライドがとても高くなったり、他人の欠点ばかりをチェックしてしまったり、他人が自分を見下していないかばかりが気になったり、嫌われているような不安が生まれたりするのです。


片方の手を丹田(おへその下)に手を当て、もう片方の手をみぞおちに当ててみて下さい。

目を閉じ、静かにゆったりと深呼吸をしてみてくださいナ。

「あの人を信頼する」と決めたら、その人をイメージしてみて下さい。

イメージの中で、相手の目をしっかりと見つめて下さい。

深呼吸とともに、あなたの信頼を相手のほうへと広げ、流してあげて下さい。
あなたの瞳とハートから、どんどん信頼のパワーを流してみて下さいナ。

相手のハートがどんどん暖かくなり、相手の頬が華やいでいきます。

「私はあなたを信頼しますよ」

「ありがとう、私と出会ってくれて」

そう、心の中で相手に伝えてみて下さい♪
相手の表情が、もっと笑顔に変わっていきます。

どんどん、嬉しそうな顔に変わっていくはずなのです。
だって、私達は誰でも、何よりもこの感覚が欲しいのですから。

誰かから全面的に認められている感覚。
信頼してもらえている感覚。

こんな感覚を感じられた時、自分の事を誇らしく思えるのですから。

心が落ち着いたら、そっと目を開けて『いま、ここ』に戻って来てください。

…気分はどうですか?

きっと、先ほどよりも、心がほっこりしていませんか♪

信頼とは、信用とは違うのです。

「信用していたのに裏切られた」という時の、『信用』とは違うのです。

「信頼」とは、永遠に続くものです。

二人の関係性とは関係なく、ずっとそのかたの魂を全面的に認め続けることが、『信頼する』という事のようです♪

あなたとのご縁に、心からの感謝を込めて…。


今回のまとめ

「信頼すると決めると、強くいられる♪」

by 辻 耀子